こんにちはニシケンです。
文字列を操作する基本的な関数をまとめました。 スプシでデータを扱う上で何気につまずく値の属性の変化や不要データの除去に使える関数たちです。
CONCATENATE | 文字列の連結
概要
指定された文字列を連結します。スプシの機能で”&”と同じです。 私自身はほぼ"&"を使っているためCONCATENATE関数は使ったことありません。機能としても"&"と差はないようです。
構文
CONCATENATE( 結合文字列1, 結合文字列2, … )
- 結合文字列1:文字結合する最初の文字列
- 結合文字列2:次に結合する文字列。複数個の指定が可能
使用例
A | B | 関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
こん | にちは、 | =CONCATENATE(A1,B1) | こんにちは、 | |
あか | ちゃん | =CONCATENATE(A1:B2) | こんにちは、あかちゃん | 行列で指定 |
LEN | 文字列数を取得
概要
指定された文字列の長さを返します。 フォームの登録での文字数制限のチェックに使用したり、DBへの登録で制限であったりする場合によく利用します。 また、空白文字列や制御文字列も含むため注意が必要です。
構文
LEN(文字列)
- 文字列:文字列長を測定したい文字列
使用例
A | 関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|
こんにちは | =LEN(A1) | 5 |
TRIM | 前後にある空白を削除
概要
指定された文字列の前後にある空白を削除する。 関数を利用して取得した文字列や複数の参照元からデータを取得した際に、稀に空白などが紛れ込んで検索などで引っかからない事があるため、保険としてよく利用しています。
構文
TRIM(文字列)
- 文字列:前後の空白を除去したい文字列
使用例
A | 関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|
こんにちは | =TRIM(A1) | こんにちは | 空白文字列を削除 |
VALUE | 文字列を数値変換
概要
指定された日付、時刻、数文字列を数値に変換します。 他のセルの参照や他システムからデータを取り込んだ際に、数値や日付の値が不意に文字列に変換されて計算や検索ができなくなる場合があります。その際はこちらの関数を利用すると正しく値を数値に変換してくれます。 検索や数値計算で怪しい動きをする場合はVALUE関数を利用してみて下さい。
構文
VALUE(文字列)
- 文字列:数値変換したい文字列
使用例
A | 関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|
"123" | =VALUE(A1) | 123 | |
2012-01-01 | =VALUE(A2) | 40909 | 日付数値に変換される |
ニシケンさん | =VALUE(A3) | #VALUE! | 数値変換できない場合はエラーとなる |
コメント