こんにちはニシケンです。
日時関数の基本をまとめました。 現在の日付や時間を取得するための関数です。
また月次処理などで利用される月の加算と、月末日付=月日数を取得する手法も紹介いたします。
NOW | 現在日時を取得
概要
現在日時を取得します。
日付だけではなく時間も取得されるので注意してください。
構文
NOW()
- パラメータなし
使用例
関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|
=NOW() | 2019-07-06 2:57:39 | 引数はなし |
TODAY | 現在日付を取得
概要
現在の日付を返却します。
日次処理などでよく利用しており、現在日を起点にしてレコードを過去区分にするか未来区分にするかなどの判定によく使われます。
スプレッドシートでカレンダーを作成する際は現在日時を装飾するため条件付き書式の設定で使われます。
構文
TODAY()
- パラメータなし
使用例
関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|
=NOW() | 2019-07-06 | 引数はなし |
EDATE | 指定した月数分ずらした日付を取得
概要
何ヶ月前、何ヶ月後を指定して日付を取得します。
日数計算をする際は日付に+1,-1と直接数値を加減すればよいのですが、月計算ではそれができないためこの関数が用意されています。月計算はこれがないとムリです。
構文
EDATE( 開始日, 月数 )
- 開始日:基準となる日付
- 月数:加算する月数、負の値を指定すると過去に遡る
使用例
A | B | 関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2019/07/05 | 5 | =EDATE(A1,B1) | 2019/12/05 | |
2019/07/05 | -5 | =EDATE(A2,B2) | 2019/02/05 | マイナスの場合は引き算 |
EOMONTH | 指定した月数分ずらした月末日付を取得
概要
基本はEDATEと同じく月の加算となるが、取得日付が月末になるのが違いです。
月末締め処理で締切日を取得する際に使われます。また、その月の日数(=月末日)を簡単に算出するためにも頻繁に利用されます。
構文
EOMONTH( 開始日, 月数 )
- 開始日:基準となる日付
- 月数:加算する月数、負の値を指定すると過去に遡る
使用例
A | B | 関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2019/07/05 | 5 | =EOMONTH(A1,B1) | 2019/12/31 | |
2019/07/25 | -5 | =EOMONTH(A2,B2) | 2019/02/28 | マイナスの場合は引き算 |
2019/07/05 | 0 | =EOMONTH(A1,B1) | 2019/07/31 | 当月の月末日付を取得 |
2019/07/05 | 0 | =EOMONTH(EDATE(A1,B1)) | 31 | 当月の日数を取得 |
WORKDAY | 就業終了日を取得
概要
指定された開始日と日数を元に就業終了日を算出します。
構文
WORKDAY(開始日, 日数, [休日])
- 開始日:就業の開始日を指定
- 日数 :就業日数を指定
- 休日 :休日とみなす日付の配列を指定 ※任意
使用例
A | B | 関数 | 結果 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2019/07/02 | - | - | - | 有給 |
2019/07/03 | - | - | - | 有給 |
2019/07/15 | - | - | - | 海の日 |
2019/07/01 | 12 | =WORKDAY(A4,B4) | 2019/07/16 | |
2019/07/01 | 12 | =WORKDAY(A5,B5,A1:A3) | 2019/07/19 | 有給、祝祭日を考慮した稼働日 |